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HOME > ブログ・お知らせ > スタッフブログ > 今日の犬築部 > 第13回 今日の犬築部~はじまりのはじまり、エメ君のお話~

第13回 今日の犬築部~はじまりのはじまり、エメ君のお話~

2026.11.01 今日の犬築部 犬築部だより お知らせ

~はじまりのはじまり、エメ君のお話~

こんにちは、アルホーム犬築部です。

これまで犬築部の成り立ちや、メンバーたちのお話をお届けしてきました。

いろは部長。

イブちゃん。

こころちゃん。

えがお君。

すなお君。

さんた君。

たくさんの仲間たちをご紹介してきました。

でも実は、これまで一度もお話ししていなかった大切な仲間がいます。

今日は、その子のお話です。

黒いトイプードルの男の子。

エメ君です。

はじまりのはじまり

犬築部の歴史を語るなら、この子のお話は欠かせません。

当時の社長は、保護犬について調べる中でイブちゃんの存在を知りました。

「この子に会ってみたい。」

そう思い、WAN END SOILさんの譲渡会へ足を運びます。

そこで一頭の黒いトイプードルが、真っすぐ社長の方へ歩いてきました。

その子がエメ君でした。

派手にアピールするわけでもなく、

ただ自然に近寄ってきて、

「こんにちは。」

と挨拶するように。

その姿がとても印象に残ったそうです。

エメという名前

その子の名前は エメ(aime) 。

フランス語で、

「愛する」 「愛される」

という意味を持つ言葉だそうです。

ワンエンドソイルさんが思いを込めてつけてくれた名前です。

後になって思えば、その名前はエメ君そのものだったように思います。

優しい目をした、とても穏やかな男の子でした。

気になる存在

その日は一旦家に帰りました。

でも、なぜかエメ君のことが頭から離れません。

そこで社長は譲渡会のスタッフさんへ尋ねました。

「誰からも声がかからない子はいますか?」

その答えがエメ君でした。

当時10歳を超えるシニア犬。

長い間、新しい家族との出会いを待っていたそうです。

若い子や元気な子に目が向きやすい中で、

エメ君は静かにその時を待っていました。

その話を聞いた社長は、

「この子を迎えよう。」

そう決めたのです。

ご縁がご縁をつないだ日

そして、そのご縁はもうひとつのご縁につながります。

もともと会いに行ったのはイブちゃんでした。

エメ君を迎えることを決めた日、

気になっていたイブちゃんも一緒にやって来たのです。

社長は以前からイブちゃんを迎えたいと思っていました。

そして最終的に、

「どちらも迎えよう。」

と決意します。

こうして予定外の二頭同時譲渡となりました。

気が付けば柴犬たちと合わせて四頭暮らし。

今思えば、この出来事こそが犬築部のはじまりだったのかもしれません。

初めて見る自由な世界

譲渡後は環境に慣れてから散歩へ。

それが一般的なアドバイスだったそうです。

もちろん大切な配慮です。

ですが社長は翌日、エメ君を散歩へ連れ出しました。

そして、その時のエメ君の表情が忘れられなかったそうです。

走る。

匂いを嗅ぐ。

風を感じる。

他のわんこに挨拶する。

目を輝かせながら公園を歩く。

自由を全身で楽しんでいました。

まるで、

「外の世界ってこんなに素敵だったんだね。」

そう言っているようだったそうです。

ひまわりのように

エメ君はとても賢い子でした。

その一方で、人に心を開くことは少し苦手だったそうです。

でも社長だけは特別でした。

どこへ行くにも目で追う。

気が付けばそばにいる。

社長が動けばエメ君も動く。

まるでひまわりが太陽を追いかけるように。

だから私たちは、

「社長はエメ君のひまわりだね。」

と話していました。

でも今思うのです。

それはきっと逆も同じだったのではないかと。

社長もまた、

いつもエメ君を見ていました。

ご飯は食べられたかな。

今日は元気かな。

散歩は大丈夫かな。

暑くないかな。

寒くないかな。

いつも気に掛けていました。

そして、

社長にとってもエメ君はひまわりだったのです。

お互いがお互いを向いていたのでしょう。

最後のお散歩

ここ数年、本当に暑い夏が続きました。

高齢だったエメ君にとっても、夏は特に注意が必要な季節でした。

会社へ出勤する日も少なくなり、

散歩も慎重になります。

そして迎えた2025年8月9日。

暑い夏の朝でした。

社長が他のわんこたちと散歩へ出掛けようとすると、

エメ君が一生懸命後を追ってきたそうです。

「暑いよ?」

「本当に行くの?」

何度も確認したそうです。

それでも行きたい。

だから抱っこをして、一緒に出掛けました。

大好きな公園へ。

大好きな仲間たちと一緒に。

そしてその日、

公園でエメ君は突然体調を崩しました。

驚いた社長は慌てて抱き上げます。

そしてエメ君は、

大好きな社長の腕の中で静かに虹の橋を渡りました。

ありがとう、エメ君

今でも思います。

エメ君は分かっていたのかもしれません。

だから最後に一緒に行きたかったのかもしれません。

おいていかれたくなかったのかもしれません。

大好きな人のそばにいたかったのかもしれません。

大好きな仲間たちに囲まれていたかったのかもしれません。

あの日、

私たちはたくさんのひまわりをエメ君に贈りました。

暑い暑い夏の日でした。

でも不思議と、

悲しいだけではありませんでした。

長い間ご縁を待っていた一頭の保護犬が、

最後には愛する家族と出会い、

たくさんの仲間に囲まれ、

幸せな時間を過ごせたからです。

エメ。

「愛する」

「愛される」

その名前の通り、

エメ君はたくさん愛されました。

そして、

たくさんの愛情を私たちに残してくれました。

また会おうね。

来てくれてありがとう。

犬築部のはじまりを作ってくれてありがとう。

そして何より、

愛され、愛した犬だったね。

夏になり、ひまわりが咲くたびに、

私たちはきっとエメ君を思い出します。🌻🐾

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