教えて、福祉住環境コーディネーターとは
2022.06.05
皆様いかがお過ごしでしょうか?
だんだん蒸し暑くなってきましたね。
体温調整が難しい時期ですので、くれぐれも体調には気を付けてくださいね。
さて
今回は福祉住環境コーディネーターについてお話します。
福祉住環境コーディネーターって?
住環境を整えるためのアドバイスをします
福祉住環境コーディネーターは、医療や福祉、建築に関わる専門家と連携をとりながら高齢者や障害者に合った住環境のアドバイスを行います。住宅と身体機能のミスマッチは、生活動作を妨げたり、家庭内事故を引き起こしたりします。
例えば、怪我や病気、老化などで足腰に不自由が生じた人がいるとします。その人にとっては、これまで何ともなかった玄関の上がり框や敷居といった、ちょっとした段差を乗り越えることが難しくなるかもしれません。
段差を解消したり、楽に上れるようにする手段はたくさんありますが、その人に応じた方法で住環境を整えるためのアドバイスを行います。介護保険のサービスを利用している要介護高齢者の住環境を整備する時に具体的な案を提案したり、場合によっては、介護施設のコーディネートといった大役を担う人もいます。
また、バリアフリー住宅の建設やリフォームを検討する方の相談に応じるケースもあります。
住宅改修費支給申請の理由書作成できます
福祉住環境コーディネーター2級以上であれば、自治体によって介護保険の住宅改修に関する書類を作成することができます。(自治体によっては許可をしていない場合があります)
※住宅改修費支給申請とは
在宅の要介護者・要支援者が、段差の解消や手すりの取り付けなど、日常生活に必要な改修工事を、実際に居住する住宅で行う際、必要と認められれば自治体より住宅改修費が支給される仕組みです。
このように、住宅の問題点の解決に向け、本人や、家族、関連する専門職をコーディネートする役割を担うのが仕事となります。
高齢者の福祉に関わる職種は、介護福祉士やケアマネジャーなどのいわゆる介護・福祉専門職だけに限りません。
一見、あまり接点のないように見える、工務店などの建築に関わる分野も、介護や福祉への知識があればより活躍できます。福祉住環境コーディネーターは、高齢者が生活しやすい住環境を考える上で重宝される資格となっています。
建築分野ではまだまだ経験が浅い私ですが、長らく頑張ってきた看護経験を生かして、皆様のお役に立てるようになりたいと考えております。